婚約指輪はプロポーズ?結納?どのタイミングで渡すのが正解?
結婚を意識し始めると、気になるのが「婚約指輪っていつ渡すの?」という問題。
ドラマのようにプロポーズ?でも不安?、正式な場である「結納」のときは?
――正直なところ、どちらが正解?と悩む方も多いはず。
今回は、現代のスタイルと伝統的な結納のケース、両方の視点から、「婚約指輪を渡すベストなタイミング」について詳しくご説明します!
■婚約指輪は「プロポーズ」のタイミングで贈るのが主流!
今の時代、婚約指輪を贈るタイミングとして一番多いのが「プロポーズの瞬間」。
どちらかというと「ボックスパカ」スタイル――真面目な口調で格好よく、「結婚してください」と言いながら指輪を差し出すシーンは、今も多くの女性の憧れです。
▼このタイミングでのメリット
- 一生の思い出に残る演出ができる
- 本気度・本気さが伝わりやすい
- プロポーズの特別感がアップ!
特別なディナーや夜景スポットでのプロポーズと合わせて、婚約指輪をご用意できる方は年々増えています。
■最近は「一緒に選ぶ」スタイルも増加中!
いえ、サプライズで渡すのは勇気があるし、「好みじゃなかったら…?」と不安な人も。
そんな背景から、最近では**「プロポーズは気持ちだけ先に伝えて、今日一緒に婚約指輪を選びます」**というカップルが増えています。
▼このスタイルのメリットは…
- サイズ・デザインを一緒に選ぶ
- ブランドや予算も相談できる
- 記念日デート感覚で楽しめる♡
さらに、指輪ではなく「婚約ネックレス」や「ペアウォッチ」など、別の記念品をカップルでも選ぶことができるのメリット。形にこだわらず、「気持ちを形にする」という発想が主流になりつつあります。
■では「結納」をする場合、婚約指輪はいつ渡す?
結納を行う場合、婚約指輪は「結納品」の一部として正式に贈るのが基本スタイルです。
昔の結納では、男性側が女性側のご家族に向けて、金品(結納品)を贈りながら、結婚の約束を交わすという形とられます。
▼結納で婚約指輪を渡す流れ(例)
- プロポーズで気持ちを伝える、結婚の意思を確認
- 両家で決め、結納を行う日を決定
- 婚約指輪を準備(結納前日〜1ヶ月前までに)
- 結納の当日、正式に「婚約記念品」として指輪を贈る
- 女性側がその場で指輪を受け取る、お礼の言葉を伝える
この場合、婚約指輪は「記念品」の意味合いが強く、結納の中で「記念品」として扱われます。
▼結納に含まれる婚約指輪の選び方
- 「記念品」「婚約記念品」「目録内の品」などと呼ばれる
- 結納目録に「記念品:婚約指輪」と記載されることも
■最近は「略式結納」「顔合わせ+指輪披露」も一般的に
いえ、現代では正式な結納をしないカップルがほとんどです。
その場合、「両家顔合わせ」の場で、すでにプロポーズで受け取った婚約指輪を「お披露目する」というケースが増えています。
▼こんなスタイルもOK!
- プロポーズで指輪を渡し、顔合わせで家族紹介
- 略式結納で、婚約指輪だけを贈る
- 結納をせず、プロポーズの記念として指輪だけご用意しております
両家の顔合わせで婚約指輪を披露することで、「婚約は正式に成立していますよ」という安心感を両親にも伝えることができます。
■婚約指輪は「いつ渡すか」より「どう渡すか」が大切!
ここまでご紹介してきたように、婚約指輪の渡し方には様々なスタイルがあり
ます。
▼まとめ:渡すタイミング別の特徴
タイミング |
渡しますか? |
特徴 |
プロポーズ |
◎主流 |
サプライズ・大胆な演出に最適 |
結納(正式) |
○伝統的 |
記念品として格式高く贈るスタイル |
顔合わせ |
○紹介 |
プロポーズ済ならプロポーズの場として活用 |
後日一緒に購入 |
◎増加中 |
実用性&満足度の高い選択 |
■どう渡しても「想い」が伝われば、それが正解!
プロポーズで早々に渡しても、一緒に選んで行っても、結納で正式に贈っても――
どんな方法でも、「あなたと人生を歩みたい」という想いが伝わることが一番大切です。
大切な人に贈る一生モノの婚約指輪。自分たちらしい方法で、素敵な思い出を刻んでくださいね♡
ちなみ結納をされるときの目録とは<関東式・関西式>
💡結納の「目録」とは?
結納の目録(もくろく)は、「これらの品を正式に贈ります」という一覧表のようなものです。
いわば、贈り物の「内容明細書」のような役割で、格式を重んじた席では非常に重要な存在です。
📜基本的な結納品の構成(関東式・関西式ではやや違いあり)
結納品の金額は地方や家のしきたりによって違いますが、**代表的なのは「関東式の9品目」または「関西式の7品目」**です。
◆ 関東式・正式9品目(結納の基本セット)
品目 |
意味・内容 |
①目録(もくろく) |
結納品の一覧表。必須項目 |
②長熨斗(ながのし) |
お祝いの印。長寿や祝意の象徴 |
③金包(きんぽう)または小袖料 |
婚約の証としての金銭(婚約金) |
④勝男節(かつおぶし) |
力強くて縁起がいい食品(男らしさ) |
⑤寿留女(するめ) |
噛めば噛むほど味が出る=永く続く縁の象徴 |
⑥子生婦(こんぶ) |
「子孫繁栄」「よろこぶ」の縁起物 |
⑦友白髪(ともしが) |
白い麻糸。共に白髪になるまでの長い幸せを願う |
⑧末広(すえひろ) |
白扇。末広がりの注目を願う意味 |
⑨家内喜多留(やなぎだる) |
酒肴料(祝宴の準備金としての意味) |
※最近では、形式を簡略化した「5品目」や「3品目」なども増えております。
◆関西式の7品目(関東より少し簡略化)
品目 |
意味・内容 |
①目録 |
贈り物の一覧 |
②熨斗(のし) |
お祝いの象徴 |
③小袖料(こそでりょう) |
婚約金・結納金 |
④寿留女(するめ) |
長く続く縁を表す |
⑤子生婦(こんぶ) |
子・喜びの縁起物 |
⑥友白髪(ともしが) |
夫婦円満・長寿の象徴 |
⑦末広(すえひろ) |
扇子。繁栄の翻訳 |
💍婚約指輪の扱いはどうなる?
婚約指輪を結納で渡す場合、「記念品」として目録に「記念品(婚約指輪)」と記載することが一般的です。
目録の記載例:
一、記念品(婚約指輪)
または
一、結納記念品:婚約の証として指輪の一品
といった表現になります。
🔄現代では『略式結納』や『簡略化セット』も人気
- 5品目や3品目のセットを選ぶご家庭も多く、「小袖料(結納金)+指輪+目録」だけというスタイルもOK。
- 専門店や百貨店では略式結納セットがご用意されており、婚約指輪を守る桐箱や風呂敷もセットになっております。
🎯まとめ
スタイル |
点数 |
特徴 |
関東式 |
9品目 |
最も格式高く、伝統的 |
関西式 |
7品目 |
とりあえず簡略化されている |
略式結納 |
3〜5品目 |
実用性・現代的な考え方を重視 |
記念品(婚約指輪) |
+1品目として追加 |
目録に確実にすることで正式な扱いに |
結納金はいくらが正解?小袖料の相場・結納返し・略式結納の流れまで徹底解説!
* *結婚の約束を交わす正式な会見「結納」。
その中で特に注目されるのが、結納金として贈られる**「小袖料(こそでりょう)」**の金額やマナーです。
「いくらが判断?」「結納返しって必要?」「略式でいいの?」みたいな疑問を持つ方も多いのではないです。
今回は、小袖の相場から結納返し、略式結納の流れまでをわかりやすく解説します!
■ 小袖料(結納金)の相場はいくら?
一般的には、結小袖とは、男性側から女性側へ「結婚の誠意」を表すために贈られる金銭のこと
。
▼全国的な相場
地域 | 相場の目安 |
---|---|
全国平均 | 約100万円 |
関東・都 | 100〜150万円 |
関西 | 50〜100 |
「100万円」はキリが良く、「百(もも)=縁起が良い」として人気の金額です。
▼金額の決め方のポイント
-
男性の給料の1割程度を目安にすることも
-
女性側ご家族の考え方を事前に確認する
-
結納返しとのバランスも考慮する
■ 結納返しとは?その相場や意味
昔結納返しは、女性側が結納金や記念品に対してお礼として贈り返すものです。
昔ながらのしきたりでは、時計・スーツ・現金などを贈るケースが多く見られます。
▼結納返しの相場と例
結納返しの形式 | 相場の目安 | 内容の一例 |
---|---|---|
半返し | 時計、 | |
1割返し | 最近の主流 | |
返さない | ― | 省略 |
※特に首都圏では「1割返し」「省略」も多くなってきております。
▼人気の結納返しアイテム
-
高級腕時計(10万円〜)
-
オーダースーツ+革靴
-
ブランド財布・名刺入れ
-
現金(礼金)
■略式結納の流れとポイント
今年では、**堅苦しさを避けた「略式結納」や「結納代わりの顔合わせ」**が主流になりつつあります。
ここでは、略式結納の一般的な流れをご紹介します。
▼略式結納とは?
-
結納品を簡素化、両家の会食の中で行うスタイル
-
会場はレストランや料亭、自宅など柔軟に対応
-
結納金や婚約記念品の受け渡しも頭にに
▼略式結納の流れ(例)
-
挨拶・紹介
両家の両親と本人たちで軽い自己紹介や挨拶を行います。 -
婚約の意思表示
新郎(男性側)から「結婚のご承諾をいただきたく、本日伺いました」と伝えます。 -
結納金・記念品の受け渡し
小袖や婚約指輪などを、あらたまった形で贈ります。
※品数は簡略化されており、目録も1〜3点程度が一般的です。 -
女性側からの結納返し(ある場合)
時計や礼金を贈り、お礼の言葉を添える。 -
会食タイム
和やかな雰囲気で両家の親睦を深める食事へ。 -
締めの挨拶
「今後ともよろしくお願いします」の一言で締め。
■略式結納のおすすめポイント
-
堅苦しくない雰囲気で進んでいける
-
会食の流れで自然に婚約報告できる
-
結納品の準備が簡単(略式セットも多数)
💡注意点
-
両家で事前に「略式で行うこと」「結納返しの準備」などをしっかり考えて準備
-
服装や手土産など、最低限のマナーはしっかり押さえる
■ まとめ:結納も結納金も、ふたりと両家が納得できる形でOK!
結納や小袖料の金額には「これが絶対!」という正解はありません。
伝統を大切にする家もあれば、現代風のスタイルを大切にする家もあります。
大事なのは、お互いの家族の価値観や考え方を尊重しながら、納得のいく形を話し合って決めること。
婚約の始まりとして、二人らしい節目が迎えられますように──。
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