「いい人なんだけど…」その気持ち、あなたも抱えていませんか?
結婚を見据えた真剣な出会いにおいて、多くの人がぶつかる壁があります。
それは、「条件は悪くないのに、なぜか心が動かない」「ときめきはないけど断る理由もない」という、“決め手のない恋”への迷いです。
プロフィールを見たときも、最初の会話でも、「悪い印象」はない。
むしろ、礼儀正しくて、清潔感もあって、仕事も安定している。
そして何より、「自分を大切に扱ってくれる」と感じる瞬間がある。
それなのに、何度会っても、心のどこかに引っかかる感覚が消えない。
「この人でいいのかな?」「いや、悪い人じゃないし…」
そんなモヤモヤを抱えながら、答えが出せないまま時間だけが過ぎていく──
そんなご相談が、実はとても多いのです。
“選べない自分”を責めてしまう、婚活女性のリアル
この手の迷いは、特に30代後半〜40代の婚活女性に多く見られる傾向があります。
若い頃のように、「ときめき」だけでは突っ走れない。
一方で、理性的に条件だけで割り切るのも難しい。
仕事も自立しているし、生活もそれなりに安定している。
そんな女性たちは、「この先の人生をともにできる相手」という視点で相手を選ぼうとするからこそ、判断基準が複雑になってしまうのです。
そしてやっかいなのは、「私、見る目ないのかな…」「また曖昧な理由で終わらせちゃった…」と、自分を責めてしまうパターン。
特に、過去に恋愛で傷ついた経験のある方や、“失敗したくない”という思いが強い人ほど、「決断できない自分」に罪悪感を抱きやすくなります。
でも、これは決して“自分がダメ”なのではありません。
多くの人が同じように、心と頭のギャップに苦しんでいるのです。
“スペック重視”から“感覚重視”へ、時代とともに変わる婚活の判断軸
昔の婚活では、「安定した職業」「年収」「学歴」といった“条件”が重視されていました。
しかし近年は、“フィーリング”や“価値観の一致”がより重要視されるようになってきています。
条件が良くても、会話に違和感があったり、どこかで気疲れしたり…
そんな「言葉にならない微妙な不一致」が、結婚への決断を鈍らせているのです。
特に、自立した女性ほど「相手に求めるもの」が抽象的になりがちです。
たとえば、「尊敬できる人がいい」と言っても、尊敬の対象が人それぞれ違うように、何をもって“尊敬できる”と感じるのかも曖昧になりやすい。
このあいまいさが、“ときめかないけど悪くない”という関係性を長引かせてしまう原因にもなります。
「悪くないのに心が動かない」恋に、なぜ私たちは苦しむのか?
そもそも、「悪くないけど心が動かない」とはどういう状態なのでしょうか?
人間関係において、「好き」という気持ちは、“高揚感”と“安心感”という2つの要素から構成されます。
でも婚活の現場では、この2つを同時に満たす相手を見つけるのは簡単ではありません。
特に真剣な婚活の場では、“安心感”を最優先にする人が多くなります。
「一緒にいて疲れない人」「自分を否定しない人」「生活を共にできそうな人」
そうした要素を重視して相手を見ようとすることで、最初からドキドキを感じないケースも多いのです。
そして、どこかで「でもやっぱり好きじゃないのかも…?」という迷いが生まれる。
この迷いが長引くと、「もう誰を選んでもピンとこないのでは?」「そもそも私、恋愛に向いてない?」という自己否定に繋がってしまう人もいます。
婚活が“決断ゲーム”のように感じてしまったら
婚活をしていると、ふと「これはもう“選ばなきゃいけないゲーム”なのかも…」と感じてしまう瞬間があります。
仮交際、真剣交際、成婚。ステップが決まっていて、期限も意識している。
でも気持ちは、そんなに簡単に切り替えられない。
「そろそろ返事をしないと悪いかな」
「本当にこの人と結婚していいのか、わからない」
「次に進むべきなのか、待つべきなのか…」
──そんなふうに、“決めること”が義務のようになっていませんか?
本来、結婚は人生の中でも大きな節目です。
それなのに、自分の感情がついてこないまま「判断」だけを急かされると、心はどんどん疲弊してしまいます。
でも、だからこそ知っておいてほしいことがあります。
あなたが今感じているその迷い。
それは「見る目がない」わけでも、「恋愛ベタ」なわけでもありません。
むしろ、慎重で、自分の未来を真剣に考えているからこそ、簡単に決断できないだけなのです。
問題なのは、迷っていることではなく、
その迷いを放置したまま、何も行動しないこと。
そしてその状態が長く続けば続くほど、「本当はどうしたいのか」がますます見えなくなっていくのです。
第1章|婚活中にありがちな「決められない」5つの迷いとは?
婚活中、仮交際や初対面の出会いで「悪くないのに、決められない」と感じた経験はありませんか?
実は、多くの婚活中の女性がこの“判断できないモヤモヤ”を抱えています。
ここでは、よくある5つの「迷いのパターン」を具体的にご紹介します。
自分がどのタイプの迷いにハマっているのかを知ることで、婚活の停滞から抜け出すヒントが見えてくるかもしれません。
1. 将来がイメージできない
仮交際中、何度か会っても相手との未来がまったく浮かばない。
これが最も多い「決められない」理由のひとつです。
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「何を話しても他人行儀な感じがする」
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「将来の生活のイメージが湧かない」
といった声が多数寄せられます。
婚活では、恋愛よりも「生活感」を重視する傾向があるため、相手と将来のイメージが重ならないと、心がブレーキをかけてしまいます。
2. ピンとこないけど悪くない
「ピンとこないけれど、悪いところもない」──これは婚活中の“迷いの沼”です。
…なのに、「好きかどうか分からない」「ときめかない」。
その曖昧な感情が“結婚を決断できない”原因になります。
特に相談所での婚活では、「条件はそろっているけれど、心が動かない」というギャップに悩む女性が非常に多いのです。
3. 「もっといい人がいるのでは?」と思ってしまう
婚活が長引いてくると、比較対象が増えるため、迷いやすくなります。
そんな“可能性依存”が、現在進行中の出会いを曇らせてしまいます。
マッチングアプリや相談所でも、多くの出会いに触れられる時代だからこそ、「選択しすぎて選べない」というジレンマに陥りやすくなっています。
4. 相手に対して「好きなのか分からない」
婚活では「好き」という感情が、恋愛の時よりも鈍く感じられることがあります。
仮交際が進んでも、こうした「好きの不在」に不安を感じてしまい、「結婚の決断」にブレーキがかかる方が非常に多いです。
5. 周囲の目や年齢を気にして、気持ちが混乱する
婚活中、家族や友人からのプレッシャーも、無意識に“迷い”を強めてしまう要因になります。
こうした“外からの視線”が、あなたの本心とズレた選択をしようとさせるのです。
結果的に、「心ではまだ決めきれていないのに、決断を迫られている」ような感覚に陥りやすくなります。
婚活の「決めきれなさ」は、誰にでも起こる
これらの迷いは、婚活中であれば誰でも経験しうるものです。
だからこそ、「なぜ迷っているのか」に気づき、自分の心の中を整理することが大切です。
婚活はただの条件選びではなく、「心が納得する決断」をしていくプロセス。
迷っているあなたは、決して遅れているわけでも、弱いわけでもありません。
次章では、「ときめき」にこだわる理由と、本当に結婚に必要な“決め手”とは何か?
その核心に迫っていきます。
婚活中の“見えない不安”が、少しずつ形になっていくはずです。
第2章|“ときめき”じゃない結婚の決め手とは?
婚活中、誰もが一度は感じたことのある疑問——
「この人、悪くない。でも、ときめかない」
そしてその延長にあるのが、「好きじゃないのに、結婚していいのかな?」という不安。
この感情を抱えている人の多くが、**「結婚に必要な決め手とは何か?」**という本質的な問いにぶつかります。
恋愛と結婚は違う。
頭ではそうわかっているのに、心が納得していない。
そんな葛藤を抱えるあなたへ、“ときめき”以外に目を向けたときに見えてくる「本当に大切なこと」をお伝えしていきます。
婚活における「ときめき信仰」の落とし穴
婚活をしていると、「好きになれないからお断りした」「ピンとこないから次に進まなかった」という声をよく耳にします。
もちろん、恋愛感情は大切です。
ですが、それが**“最優先”になると、婚活はなかなか進みません。**
婚活で出会う相手は、恋愛ではなく**「結婚相手」**として見るべき人。
でも、長年“恋愛至上主義”の時代に生きてきた私たちは、つい無意識に「ドキドキ」を追い求めてしまいます。
その結果──
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安心感があるけど物足りない
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条件はいいのに気持ちが動かない
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ときめかないから相性が悪いと思い込む
こうした“婚活迷子”になってしまう方がとても多いのです。
結婚に本当に必要なのは「安心できる関係性」
では、婚活において**“本当に必要な決め手”**とは何でしょうか?
答えは意外とシンプルです。
それは、「安心感と信頼」です。
成婚者の多くが語るのは、こんな言葉です:
-
「一緒にいると自然体でいられた」
-
「気を遣わずに話ができた」
-
「大きな喜びではなく、小さな安心が積み重なった」
ドキドキよりも、ホッとすること。
緊張するより、力を抜けること。
それこそが、“長く続けていける結婚生活”に必要な土台なのです。
婚活における「決め手」とは、特別な出来事や情熱的な感情ではなく、地味だけど確かな心の安定感。
ときめきよりも、“ずっと続けられる空気感”。
これを見落とさないことが、迷いを抜け出すカギになります。
「好き」って、感情?それとも安心の蓄積?
婚活で「好きになれない」と悩む人ほど、「好き=一瞬で落ちる感情」と思いがちです。
でも、実際の結婚は、「好き」という感情が徐々に育っていくプロセスです。
初対面でビビッとこなかった人が、3回目のデートで急に居心地よく感じたり、
ふとしたやり取りの中で「この人の誠実さが好きかも」と気づくこともあります。
つまり、「好き」は感情の名前ではなく、安心と信頼の“積み重ね”から生まれるものでもあるのです。
だから、最初にときめかないからといって、即「ナシ」と判断してしまうのは、
可能性の芽を自ら摘んでしまっているのと同じかもしれません。
「結婚の決め手がない」理由は、基準を“感情”に置いているから
婚活で「決め手がない」と感じてしまう人の多くは、
“心が動く瞬間”=決め手だと勘違いしてしまっています。
でも、本当に大事なのは、
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「この人とケンカしても話し合えるか」
-
「疲れている時でも気を遣わなくて済むか」
-
「一緒にいると、自分らしくいられるか」
といった、“感情よりも価値観や相性”にまつわる判断基準です。
こうした視点で相手を見るようになると、
今まで気づかなかった“決め手”が見えてくることもあります。
成婚者に共通しているのは「安心して弱みを見せられた人」
当社「ムーヴオンブライダル」の会員様でも、成婚に至った方々に共通していたのは、
**「安心して素の自分を出せたかどうか」**でした。
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毎日連絡がなくても不安にならなかった
-
ちょっとした違和感をきちんと話せた
-
相手の前でカッコつけなくても大丈夫だった
こうした関係性のなかに、“結婚の決め手”は宿っています。
婚活において、「ときめき」は入り口であって、ゴールではありません。
安心できる関係こそが、“長く続く結婚”の本質であり、最終的な決断を後押ししてくれるのです。
「ときめき」より、「信頼」や「生活のリアル」に目を向けて
婚活をしていると、「恋をしなきゃ」「好きにならなきゃ」という気持ちがプレッシャーになることもあります。
でも、実際の結婚生活は、日常の積み重ねであり、
“好き”よりも“信頼できること”が優先される場面が圧倒的に多いのです。
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帰宅したときに「ただいま」と言える安心感
-
病気になったときにそばにいてくれる存在
-
小さなことで笑い合える毎日
こうした“地味だけど尊い幸福感”を一緒に築けそうな相手かどうか。
それが「ときめき」を超えて、あなたにとっての「決め手」になるのです。
第3章|「決め手がない恋」から抜け出すための行動3ステップ
婚活中に感じる、心の中のモヤモヤ。
「この人と結婚していいのか、決められない」
「悪くないけど、好きかどうか分からない」
…そんな“判断できない状態”に陥ってしまうと、婚活はなかなか前に進みません。
でも、安心してください。
それは、あなたに“決断力がない”わけでも、“恋愛感情が乏しい”わけでもありません。
多くの人が、**「婚活という非日常」**の中で、
自分の本心を見失ってしまっているだけなのです。
ここでは、そんなモヤモヤした婚活の迷いを整理し、前に進むための3つの行動ステップをご紹介します。
仮交際中の方も、婚活を始めたばかりの方も、自分の心の整理に役立つ内容です。
ステップ①|感情のログをつける
まずやっていただきたいのは、**「会ったあとの感情を言葉にすること」**です。
とてもシンプルですが、これが意外なほど効果的です。
婚活では、プロフィールや条件ばかりに意識が向いてしまい、
自分の感情の変化に鈍感になってしまいがちです。
そこでおすすめなのが、【感情ログ】をつけること。
デートのあと、次のような項目をノートやスマホにメモしてみてください:
「好きかどうか」を無理に判断しなくてOKです。
今の自分がどう感じているかに素直になることが目的です。
数回分を振り返ると、
「実は毎回同じところで引っかかっていた」
「毎回なんだか気持ちが軽くなっていた」など、
自分の“無意識の反応”に気づけるようになります。
ステップ②|未来日記を書いてみる
感情の整理ができたら、次は**「この人と結婚したらどうなるか?」**を、あえて具体的に妄想してみましょう。
ポイントは、“理想の未来”だけでなく、リアルな日常の一コマを描いてみること。
たとえば:
-
休日に一緒に買い物へ行くとしたら?
-
風邪をひいたとき、どう接してくれそう?
-
一緒に住んだら、どんな朝が待っている?
ここで大切なのは、相手を「理想の夫」として無理に美化するのではなく、
“今のその人”との未来をイメージしてみること。
「この人と家庭を築くことができるか?」
「この人とケンカしても解決できそうか?」
そんな視点で考えてみると、結婚相手としての“適性”がよりリアルに浮かび上がります。
未来日記を書くと、自分がどんな関係性や価値観を求めているのかがクリアになっていきます。
それは結果的に、「結婚相手としての決断」がしやすくなる下地となるのです。
ステップ③|第三者の視点を取り入れる
最後に、自分だけで考えすぎないこと。
これは婚活のモヤモヤにおいて、もっとも大切な行動のひとつです。
「決められない…」という悩みは、一人で抱えるほどループにハマってしまいます。
だからこそ、自分以外の視点──つまり**“客観的な第三者”の声**を取り入れることが必要です。
相談できる相手は人それぞれですが、
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婚活経験のある信頼できる友人
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客観的にアドバイスできる家族
-
そして、結婚相談所のプロカウンセラー
こうした人たちに「今の自分の気持ち」「相手に感じている違和感」などを話してみることで、
自分では気づかなかった“心の奥の本音”が整理されていきます。
たとえば、ムーヴオンブライダルでは、
「何が引っかかっているのか分からない」という方に対して、
一緒に【迷いの根っこ】を整理しながら、
仮交際中の相手との関係性を見直すセッションを行っています。
誰かに言葉で話すことで、ふわっとした不安が形になる。
それだけでも、「どう進むべきか」が驚くほどクリアになることがあるんです。
決断するために必要なのは、“行動”より先に“確認”
婚活での「決め手のなさ」は、行動力が足りないからではなく、
自分の中にある価値観や感情を“言語化できていない”から起こることがほとんどです。
だからこそ、まずやるべきは「確認」なんです。
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自分は何に安心し、何に違和感を覚えるのか
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結婚に何を求めているのか
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この人とどんな生活が思い浮かぶのか
それらを見つめたうえで、「選ぶ」ことは、きっともう少し楽にできるようになります。
第4章|実例ストーリー:結衣さん(38歳・受け身で決断が苦手だった女性)の場合
結衣さんは38歳。
落ち着いた雰囲気の女性で、職場でも「頼れるしっかり者」として周囲の信頼も厚い。
しかしプライベートでは、「恋愛ではいつも受け身で、自分から決めたことがほとんどない」と語ります。
婚活を始めたきっかけは、仲の良かった友人の結婚式。
笑顔でバージンロードを歩くその姿に、「私も、誰かに選ばれたい」と強く思ったと言います。
「いい人なのに、何かが違う」…毎回繰り返す仮交際終了
結衣さんは結婚相談所に入会し、真剣に活動を始めました。
何人もの男性とお見合いをし、その中で数人と仮交際にも進みました。
どの方も真面目で誠実。仕事も安定していて、結婚相手としての条件は申し分ありません。
それでも、交際が数回続くと、いつも同じ気持ちに襲われるのです。
「なんとなく、違う気がするんです」
「嫌いじゃないけど、結婚って思えない…」
相手からは好意を持たれていても、結衣さんの中でスイッチが入らない。
気づけば「お断りします」という連絡を繰り返し、
次第に「私、結婚に向いてないのかも」と自己否定のループに入っていきました。
カウンセリングで気づいた「安心できる人」と「自分を演じている人」
そんなある日、担当カウンセラーとの面談でのこと。
いつものように「何となく気が進まない」という結衣さんに、カウンセラーが問いかけました。
「“気が進まない”って、どんな時にそう感じるんですか?」
「その人と話してる時、無理に笑ってませんか?」
ハッとした結衣さんは、これまでの仮交際を振り返りました。
確かに、相手の反応を気にして、自分の話を“盛って”いたり、
本当は苦手な話題に笑顔で合わせていたことが思い当たったのです。
「本当の自分じゃない“いい子”でいようとしてたんだと思います」
それに気づいた瞬間、結衣さんの中で何かが変わりました。
それからは、お見合いのときも、仮交際のときも、
無理に話を合わせようとせず、自分の感情に正直になるよう心がけました。
「気づけば、そばにいた」──安心が決め手になった恋
そんな中で出会ったのが、3歳年下の会社員・真司さん。
彼は物腰が柔らかく、会話もゆっくり、聞き上手。
正直、最初は特別な印象はなかったといいます。
「ただ、“また会ってもいいかな”って思ったんです。理由もなく。」
何度か会っていくうちに、
他の人と話すときに感じていた“緊張感”が、真司さんとの間にはないことに気づきました。
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頑張らなくても自然に笑える
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沈黙が気まずくない
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一緒にいると、なぜかホッとする
そしてある日、真司さんがこんなことを言ってくれました。
「結衣さんが笑ってくれると、すごく安心するんです」
「僕も、結衣さんといると、自然体でいられます」
その言葉に、胸の奥がじんわりと温かくなった結衣さん。
「あ、この人となら、頑張らなくていいかもしれない」
そう思えた瞬間、迷いがスッと消えていったのです。
“ときめき”ではなく、“信頼”が背中を押した成婚
真司さんとの交際は、特別なイベントもサプライズもなかったけれど、
日常の中にある安心感が、少しずつ結衣さんの心をほぐしていきました。
交際から3ヶ月後、真司さんからのプロポーズ。
「一緒にいると落ち着くから、この先もずっと一緒にいたいです」
その言葉を聞いたとき、結衣さんは涙を浮かべながら、こう思ったそうです。
「“好き”って、こういうことだったんだ」
「私は、“安心できること”をずっと探してたんだなって、ようやくわかりました」
こうして結衣さんは、“ときめかないけど悪くない”という迷いの先に、
自分らしくいられるパートナーと結婚という決断をすることができたのです。
第5章|「悪くないけど結婚を決められない」あなたへ
あなたは今、どんな思いでこのページを読んでいますか?
「もう何人かと会ったけど、決め手がわからない」
「条件はいいけど、気持ちが動かない」
「この人でいいのかな…と、いつも心が曇ってしまう」
そんな風に、自分の中にある“モヤモヤした気持ち”を持て余していませんか?
結婚相談所で婚活をしていると、誰もが一度はこの「決断できない壁」にぶつかります。
そして、そのたびに自分を責めてしまう人が少なくありません。
「私って見る目がないのかな」
「きっとどこかが理想が高いのかも」
「なんでみんなみたいにスパッと決められないんだろう」
でも、それは違います。
「決められない」のは、あなたが本当に“真剣”だから
結婚は、人生の中でもっとも大きな選択のひとつです。
ときめきや焦りだけで決断できないのは、あなたが軽率じゃない証拠。
それに、“ときめき”だけを求めていた過去とは違って、
今のあなたは、「この先の人生を一緒に歩んでいけるか」という視点で相手を見ています。
だからこそ、「悪くないけど踏み切れない」という心の揺れが生まれるのです。
それは決して弱さではなく、未来を真剣に見ているからこその、強さの証なのだと思います。
判断を急ぐより、自分の気持ちを丁寧に拾い上げて
仮交際の期限、相手からの告白、家族や友人からの圧。
婚活では、いろいろな“決断のタイミング”を外側から迫られることが多いですよね。
でも、それに心が追いついていないなら、一度立ち止まっていいのです。
-
本当にこの人といると安心できるか
-
一緒にいて、無理をしていないか
-
自分らしくいられるか
「好きかどうか」ではなく、
**「この人との日常を続けていけるか」**という視点で相手を見つめることで、
心の答えは、少しずつ見えてきます。
それでも迷ったときは、誰かと一緒に考えていい
婚活は一人でがんばるものではありません。
誰かに話すことで、曖昧だった感情が少しずつ形を持って見えてくることがあります。
ムーヴオンブライダルでも、
「決断できない」「このまま続けていいのか分からない」
というご相談を、たくさんお受けしてきました。
そのたびに一緒に“なぜ迷っているのか”を整理し、
焦らず、でも止まらず、あなたのペースで進める方法を探しています。
「どこかに“運命の人”がいる」と信じるより、
「目の前の人との可能性に気づく」ことが、結婚への近道かもしれません。
結婚を決められない自分を、どうか否定しないで
悩むということは、それだけ本気で考えているということ。
あなたは、ちゃんと向き合っている。
そしてそれは、どんな誰よりも“結婚を大切にしたい”という気持ちの証です。
「悪くないけど決められない」
「なんとなく、好きになれない」
そんな気持ちが繰り返されると、自分に自信がなくなってしまうかもしれません。
でも、結婚は**“恋のゴール”ではなく、“人生のスタート”**です。
だからこそ、今感じているその迷いこそが、あなたにとって大切な道しるべになるはずです。
あなたの“決め手”は、見えにくいだけで、必ずある
結婚を決めるとき、全員が「絶対にこの人!」という確信を持っているわけではありません。
むしろ、「決めたあとで、この人でよかった」と思える関係性を育てていくのが、現実の結婚です。
あなたにも、きっとそんな人がいる。
そしてその人と出会うには、**「迷いを無視せず、ちゃんと見つめること」**が必要です。
🌿あなたの“決め手がない恋”も、じっくり一緒に整理してみませんか?
「条件は悪くないのに、なぜか気持ちが動かない」
「結婚したい気持ちはあるのに、決断できない」
そんな恋の迷いも、一人で抱え込まずに、一緒に整理していくことができます。
あなたにとっての“安心できる相手”とは?
無理なく、自分らしくいられる関係とは?
その答えは、きっともう、あなたの中にあるのかもしれません。
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